ここ最近、どうも秘境ランチハンターの傾向が強くなってきましたが
、
本来の私は古民家ランチハンターが性・・ならばと出かけた最強?の
サンガムとは、サンスクリット語で「集団」「集合」という意味で
J1京都のサンガも同意味みたいです。
山梨に数ある古民家は、ほとんどが農家系。(明治病院のichi@北杜もあるけど)
対してこちらは、旧甲州街道の駒飼宿という馬休めの宿場の、まさしく馬宿を
自らリフォームした由緒正しき?古民家なのです。
R20号を東進し、大和村道の駅手前を旧甲州街道笹子峠に向かい右折。
つづら折りの山道をしばらく進むと、駒飼宿に到着します。
僅か数十軒の小さな宿場ですが、昔は甲州街道を行き交う旅人が、
最大の難所である笹子峠越えに備えて、馬を休ませたり、
調達したりして栄えた宿場なのでしょう。
お店はそんな宿場の中程にあるのですが、現在の県道からは少し外れた旧道沿いなので、
事前に確認しておくことをお勧めします。(駐車場はお店の坂上に5~6台)
駐車場から徒歩で坂を下ると、甲州街道駒飼宿の道標があり、お店に到着です。
山間の集落によく見られる茅葺き大屋根の古民家です(現在は残念ながら金葺き)
そして中は・・お約束の土間と板張りのダイニングで、電球の灯りがノスタルジックさを
演出しています。ここ昔は馬のお休み処ろだったそうです。
本日のカレーセット(有機野菜カレーとチキンカレー)をシェアしていただくことに・・
先ずはスープから・・
コールラディッシュのスープは、自然な薄味でチョット野菜に苦味がある大人のお味。
続いて付け合せの冷奴とマカロニサラダ・・
豆腐の上に酸味のあるオイルと魚醤というか・・
鰹の酒盗のようなペーストが乗っていて、とっても個性的ですね。
そしてメインのカレー登場。焼きたての熱々ナンをチキンカレーに浸していただきます。
比較的おとなしめのスパイス使いですが、食べているうちにうっすら汗ばんできます。
あっ!付属のチリパウダーたっぷり入れたからか(@@;
中に大ぶりなチキン(骨なし/皮なし)が4個も入ってました。
有機野菜のカレーは野菜ごろごろで、かなり酸味が強くて個性的(*_*;)
こちらはサフランライスでいただくのが合いそうです。
個人的には、スパイシーかつ辛口カレーが好みなので、チョット物足りなくはありますが、
この雰囲気でいただく個性派カレーも非日常的で楽しいものです。
食後に、折角なので繭棚のあった2階を見せていただきましたが、
更に古民家の雰囲気満載でGood(^^)b
天井の黒く煤けた感じがなんとも良い味を出していますね。ゲストはここに泊まるんだ
でも、なんだか夜が怖そうです(~~; 暗がりから、ぬらりひょんとか出そうで・・
なんだかんだで「ごちそうさま~」
店を後にして、愛想の良い2頭のヤギさんと一頻り遊んだら、旧道を笹子峠に向かいます。
旧道笹子峠の隧道は、登録有形文化財に指定されていまして、一車線通行ながら、
未だ現役で頑張っている見上げた隧道なんです(対向車が通過するまで待つんです)
このモダンな隧道は、大月方面からの鑑賞がお奨めです(レンガ風が素敵ですから)
そして駐車場に車を止め、古の笹子峠を往復(約20分)すれば、
歴史のロマンに浸れること間違いなしです。
熊注意とありますが、用意周到な僕たちは、熊よけベルを持参して、
準備万全のプチハイキングです (^0^)v
笹子峠到着!正面は大和村方面、右は笹子雁が腹擦山方面に続きます。
峠を吹き抜ける初夏の風がとても気持ち良いです。
しばし峠を満喫したら、締めに「矢立の杉」へ・・
杉良太郎さんの歌碑が若干アンバランスな感じもしますが、
甲陽軍鑑にも登場した古代の銘木は今も健在です(中は完全に空洞ですが・・)
みなぎるパワーは流石ですね(山梨百名木)
ここにも古の甲州街道が走っていました。
矢立の杉は、何百年もの間どんな景色を見てきたのだろう?
なんて、蟲師の気分に浸ってきます。。。
短い時間でしたが、歴史にチョット触れられた気がして、
なんだか得した気分で帰路につきました。
(了)
駒飼宿の大黒屋・サンガムは閉店しました。御来店ありがとうございました。福島宿にて復活いたします。https://masala-sangam.on.omisenomikata.jp/
返信削除ご丁寧に有難うございました。木曽福島ですね~ご縁があればお伺いいたします。ご繁盛を祈念しております。
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